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端末機の指示に従ったICクレジットカードのお取扱いについて
一般的には端末機のICクレジットカード対応端末機器に接続されているICカードリーダー・ライター(読取・書込機器)にICクレジットカードを挿入し、カード会員様には暗証番号をピンパッド(暗証番号入力端末)から入力していただきます。
なお、一部のICクレジットカードや端末機の仕様、その他処理(取消、返品処理など)によっては、暗証番号入力では なく、サイン処理となる場合がございます。
端末機の指示に従ったICクレジットカードの取り扱いをお願いいたします。
2025年3月末をもってPINバイパス(暗証番号入力スキップ)は廃止となります。
JCA(日本クレジット協会)が公表している「クレジットカード・セキュリティガイドライン」に記載のとおり、店頭でのカード取り扱い時の暗証番号入力をスキップし、サインにて本人認証を行う「PINバイパス」は2025年3月をもって廃止となります。
※また海外発行クレジットカードなどは暗証番号スキップ機能を許可しない設定となっており、「お取り扱いできません」などのエラーメッセージが表示され取引が正常に進まない場合もあります。
「PINバイパス」の廃止を踏まえて、消費者様への啓発ツールを作成いたしました。
店頭でのご活用をお願い致します。
PDFデータのダウンロード
サイズ:105㎜×148㎜(A6)
当協会の消費者意識調査結果では、カード会員様の「暗証番号入力に関する意識」が高いことが確認できますのでご案内いたします。
①カード会員様のほとんどは暗証番号をご存じです!
カード会員様の約89%は暗証番号を覚えています。
暗証番号の入力スキップをせずとも、ほとんどのカード会員様はご自分の暗証番号を入力できます。
②カード会員様はICクレジットカードのセキュリティの高さを評価しています
ICクレジットカードについて、カード会員様の8割近くが「カードを偽造されにくい」「カードを悪用されにくい」という安全性のメリットを評価。
カード会員様はセキュリティに関心が高いため、ICクレジットカードの暗証番号入力を促すことで加盟店様のイメージが向上します。
③カード会員様は暗証番号の必要性を感じています
安全性の観点では87%のカード会員様が暗証番号取引の必要性を感じており、安全性を無視してまでサイン取引を希望するカード会員様は少ないことが分かります。
やむを得ず「暗証番号入力スキップ機能」を利用する場合の注意事項について
暗証番号入力をスキップして処理したところ「お取り扱いできません」「ICチップでのお取引はできません」などのエラーメッセージが表示され、取引が正常に進まない場合
「取り扱いができない」旨をカード会員様にお伝えする前に、改めて暗証番号の入力をお願いし、ICクレジットカード取引が完了するようご協力をお願いいたします。
加盟店様での売上についてカード不正被害が発生した場合
カード会社より、当日の売上伝票や来店者の状況などの詳細情報について加盟店様へ調査させていただく場合がございます。
不正被害があまりにも多く発生する場合、クレジットカードのお取り扱いについての指導や取扱停止の旨を通知させていただく可能性があります。
万が一トラブルが発生した場合について
ICクレジットカードの取り扱いについて万が一トラブルが発生しましたら、加盟店様からご契約のカード会社にご連絡をお願いいたします。
また、店頭でのICクレジットカード取引において、暗証番号入力をお願いしたことに起因してカード会員様からお問い合わせをいただいた場合、「カード会社から、ICクレジットカードのお取り扱いについては会員様へ暗証番号入力を求めるよう指導されている」など、カード会社からの依頼事項である旨を伝えてください。
安心、安全なクレジットカード社会のためにご協力をお願いいたします。